ドイツの高級車、メルセデスベンツは6月中旬、ドイツ・ブレーメン工場において、新型『Cクラス カブリオレ』の生産を開始した。
新型Cクラス カブリオレは2016年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー16で初公開。新型『Cクラス クーペ』をベースに開発された4シーターのオープンカー。365日、季節を問わず、快適なオープン走行の実現を重視している。
ルーフは、ソフトトップ。全自動で開閉し、開閉時間は約20秒。走行中でも、50km/h以下なら開閉できる。ソフトトップの色は、ブラック。オプションで、ダークブラウン、ダークブルー、ダークレッドが選択可能。ソフトトップの構造は、新型『Sクラス カブリオレ』と共通で、優れた静粛性や耐候性を持つ。
また、新型Sクラス カブリオレと同じく、「エアキャップ」を装備。これは、フロントウインドウ上部のディフレクターで空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに、後席上部中央にドラフトストップを設置することで、後方からキャビンへの風の巻き込みを低減する。
6月中旬、ドイツ・ブレーメン工場において、新型Cクラス カブリオレの量産第一号車がラインオフ。ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車の生産担当、マルクス・シェーファー取締役は、「新型Cクラス カブリオレは、情感にアピールする魅力的な車。ブレーメン工場での生産開始は、成長戦略の象徴」と述べている。
メルセデス Cクラス カブリオレ 新型、生産開始…ドイツ
《森脇稔@レスポンス》