ホンダが1999年から2009年までの10年間にわたり販売したFRオープンスポーツ、『S2000』後継モデルが、コンセプトモデルとして東京モーターショーで復活する可能性があることが分かった。レスポンスの兄弟サイトSpyder7が、欧州のエージェントから入手した情報を元にリアデザインのCGを制作した。左右にコの字型テールライトを配置し、流行のLEDストリップライトで繋ぐことで、「ベイビーNSX」をコンセプトとしたデザインに仕上げている。フロントフェンダーやサイド、リアにもエアスクープを配置し、センター出しクワッドエキゾーストパイプ、ダウンフォースを生むデュフューザーなどを装備。新型『シビック タイプR』を彷彿とさせる攻めたデザインとした。情報によると駆動方式は、これまで噂されていたミッドシップレイアウトではなく、S2000の原点である「FR」の可能性が高いことも判明。ボディサイズは全長4450mm程度とレポートされている。注目のパワートレインは、シビック タイプRに搭載される2リットル直列4気筒i-VTECターボエンジンをアップデートし、最高出力は330psが想定される。コンセプトモデルの車名は、商標登録されたと見られる「ZSX」とも噂されているが、市販型の車名は現段階で不明だ。いずれにせよ、その存在は今年10月の東京モーターショーで明らかになるだろう。ホンダの新たな2ドアオープンスポーツのアンヴェールを期待したい。