インフィニティ QX50、高成形性980MPa級超ハイテン材を世界初採!その品質とは | Spyder7(スパイダーセブン)

インフィニティ QX50、高成形性980MPa級超ハイテン材を世界初採!その品質とは

日産自動車は6月18日、新日鐵住金と共同開発した高成形性980MPa級超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)を、米国で発売したインフィニティ『QX50』の車体骨格部材として世界初適用、今後、採用拡大すると発表した。

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日産自動車は6月18日、新日鐵住金と共同開発した高成形性980MPa級超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)を、米国で発売したインフィニティ『QX50』の車体骨格部材として世界初適用、今後、採用拡大すると発表した。

高成形性980MPa超ハイテン材は、自動車用鋼板として多く使用されている従来の590MPaハイテン材の強度や成形性を高めた、第2世代の高張力鋼板。これまでも980MPa級ハイテン板はあったが、成形性の制約から適用される部品は限定されていた。

今回採用した高成形性980MPa級超ハイテン材は、強度や成形性を高めるために必要な合金成分の添加量が溶接性との関係から制約される中で、緻密な成分設計と製造条件の確立により、高強度と高成形性を両立させる金属組織の最適化を実現し、590MPaハイテン鋼板と同等の成形性を実現している。

これにより、従来プレス成形が困難だった複雑形状部品や、衝突時に乗員を保護するためにエネルギー吸収の役割を担う部品への適用が可能となった。

超ハイテン材は通常のハイテン材と同等の車体性能を保ちながら鋼板を薄くできるため、車両の軽量化が可能となり、燃費や走行性能を向上。また、1台あたりの鋼板の使用重量が少なくなることに加え、超ハイテン材は冷間プレスが可能なため量産に適しており、生産コストを含めた車両トータルでコストの上昇を抑えることができる。

同社は車体軽量化のために、車体部品における超ハイテン材を25%(重量ベース)以上に採用する目標を掲げ、2013年から高成形性1.2GPa級超ハイテン材の採用をはじめ、超ハイテン材適用技術の開発に取り組んできた。今回発売したインフィニティQX50では、超ハイテン材適用率27%を達成している。

インフィニティ QX50、高成形性980MPa級超ハイテン材を世界初採用 軽量化に貢献

《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》

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