その名は『RS5 R』。ABTがA5(RS5)をベースに開発した最強モデルだ。メーカー純正のハイチューンモデルである、メルセデスAMGやBMW Mの開発車両は日々スクープされているが、社外チューニングメーカーの開発車両は非常にレア。そもそも、社外チューニングメーカーが本家の改良新型に合わせて開発を進めていること自体も珍しく、それだけ双方ともに力を入れているという証拠だろう。

捉えた開発車両はボディをローダウンし、リップスポイラー、グリル、コーナーエアインテーク、リアスポイラーを装備するほか、通気口を備えるABT Areo Packフロントホイールハウスなどが再設計されており、よりアグレッシブなエクステリアとなりそうだ。
パワートレインは、RS5に搭載されている2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンをブーストアップし、最高出力はベースモデルの450psから+80psの530psに、最大トルクは600Nmから+80Nmの680Nmへ向上しているという。また0-100km/h加速は3.9秒から3.6秒へと圧巻のパフォーマンスを誇る。