ランボルギーニのスーパーハイブリッド「シアンFKP 37」、閃光や稲妻を意味 | Spyder7(スパイダーセブン)

ランボルギーニのスーパーハイブリッド「シアンFKP 37」、閃光や稲妻を意味

◆「FKP 37」はフェルディナント・カール・ピエヒを意味 ◆819hpハイブリッドで最高速350km/h以上 ◆蓄電はスーパーキャパシタに

自動車 ニューモデル
ランボルギーニ・シアン FKP 37(フランクフルトモーターショー2019)
  • ランボルギーニ・シアン FKP 37(フランクフルトモーターショー2019)
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ランボルギーニは、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、ブランド初のハイブリッドスーパーカーの『シアン』(Lamborghini Sian)の正式車名を『シアンFKP 37』と発表した。

車名の「シアン」とは、イタリアのボロネーゼ地方の方言で、閃光または稲妻を意味する。シアンは、ランボルギーニの市販車で、最初の電動モデルであることを示唆している。

◆「FKP 37」はフェルディナント・カール・ピエヒを意味

また、「FKP 37」とは、8月に82歳で死去したフェルディナント・ピエヒ氏に敬意を表したものだ。フェルディナント・カール・ピエヒ(Ferdinand Karl Piech)氏が、1937年に生まれたことを意味している。ピエヒ氏は1990年代から20年以上に渡って、フォルクスワーゲングループを率いた。1998年にはランボルギーニを買収し、アウディの傘下で経営を建て直すなど、現在のランボルギーニに与えた功績は大きい。

シアンFKP 37の外観は、優れた空力ソリューションと組み合わせた未来的なデザインを追求した。名車『カウンタック』からインスピレーションを得た「ガンディーニライン」を採用する。シルエットには、特長的なエアロウィングなどの新機能を導入した。ドアに設けられた「NACA」吸気口には、ランボルギーニの「Y」デザインを表現する。エンジンカバーは、ガラス製だ。カーボンファイバー製リップスポイラーを備えたフロントには、2017年に発表されたEVコンセプトカー、『テルツォミッレニオ』用に設計されたY字型ヘッドライトが装備される。

リアには、カウンタックに触発されたテールライトをはじめ、六角形デザインを取り入れている。リアウィングは格納されており、パフォーマンスを向上させるために、走行中にのみポップアップするランボルギーニ・シアン FKP 37(フランクフルトモーターショー2019)

◆819hpハイブリッドで最高速350km/h以上

シアンFKP 37のミッドシップには、『アヴェンタドールSVJ』用の6.5リットルV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンをチューニングして搭載する。チタン製吸気バルブを採用するなどして、最大出力は785hp/8500rpmに引き上げられた。

48Vのモーターは、ギアボックスに組み込まれ、最大出力34hpを発生する。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、ランボルギーニの市販車として、史上最強の819hpのパワーを引き出す。これにより、0~100km/h加速は、史上最速のランボルギーニとなる2.8秒以下、最高速は350km/h以上のパフォーマンスを可能にする。

シアンFKP 37には、ランボルギーニの新素材開発における最新の成果を反映した。リアのアクティブ冷却ベーンは、ランボルギーニの特許技術だ。ランボルギーニによると、冷却ベーンは排気システムの熱に反応して回転し、軽量な冷却ソリューションを可能にするという。ランボルギーニ・シアン FKP 37

◆蓄電はスーパーキャパシタに

電気エネルギーの蓄電には、リチウムイオン電池ではなく、スーパーキャパシタを使用する。『アヴェンタドール』で最初に実用化されたスーパーキャパシタだが、シアンでは10倍の電力を蓄電できる設計とした。ランボルギーニによると、同じ重量のバッテリーよりも出力は3倍強力で、同じ電力を生成するバッテリーよりも3倍軽量という。スーパーキャパシタは、コックピットとエンジンの間の隔壁に配置され、前後の重量配分に配慮している。

シアンFKP 37には、高度な回生ブレーキシステムが搭載されている。車両がブレーキをかけるたびに、スーパーキャパシタにエネルギーが蓄電される。蓄えられたエネルギーは、すぐに利用可能なパワーブーストとなり、ドライバーは130km/h以下の領域において、加速時にトルクを増加させることができる。ランボルギーニによると、加速は10%以上速くなるという。具体的には、30~60km/hの加速は、アヴェンタドールSVJ に対して0.2秒短縮。70~120km/hの加速は、アヴェンタドールSVJ に対して1.2秒短縮している。

インテリアは、ポルトローナ・フラウのレザーに、3Dプリントされたパーツを世界で初めて組み込んだ。ランボルギーニのカスタマイズプログラムの「Ad Personam」によって、顧客の個性を反映させるパーソナライズが可能だ。

シアンFKP 37は、ランボルギーニが創業した1963年にちなんで、限定63台を生産する予定だが、すでに完売している。フランクフルトモーターショー2019のプレスカンファレンスには、ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ会長兼CEOが登壇した。「ピエヒ博士は、ランボルギーニブランドの魅力と可能性を認識し、フォルクスワーゲングループに適合させた。ピエヒ博士は優れたエンジニアであり、ランボルギーニのV12パワートレインを高く評価していた。革新的なハイブリッド技術を搭載するシアンFKP 37は、ピエヒ博士とフォルクスワーゲングループが果たした役割を反映した1台であり、ランボルギーニの未来への道を表現している」と語っている。

ランボルギーニ『シアン』、正式車名に故ピエヒ氏への敬意を表現…フランクフルトモーターショー2019

《森脇稔@レスポンス》

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