米マツダは、『マツダ 3』をベースとしたレーサー、『MAZDA 3 TCR』を世界初公開した。
このモデルは、世界36のTCRチャンピオンシップに参加するため、TCR規制に準拠するよう設計されており、公道で走行することはできない。ベースモデルと比較すると、巨大なリアウィング、フェンダーフレア、分厚いスプリッターがフロントエンドで確認できるほか、ブレンボ製ブレーキ、専用デザインのサイドスカートを装備。リアエンドでは、センター出しシングルエキゾーストパイプ、ディフューザーが見てとれる。
足回りには、ミシュランパイロットタイヤを備える18インチRAYSホイールを装着。ビルシュタインのダンパー、またはオプション設定のオーリンズダンパーをセレクトできる。
その心臓部には、最大7,000rpmまで過給するターボチャージャー付き直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力350ps、最大トルク490Nmを発揮。SADEV6速シーケンシャルギアボックス、またはオプションのXtracと組み合わされる。
気になるのは、このTCRの市販型や、ホットモデル設定だが、現在のところ同社では「マツダスピード」は考えていないとコメントしており、可能性は低い。しかし、何が起こるかわからないのが自動車業界だ。TCRに刺激されたコアファンから要望が高まれば、可能性はないとは言い切れないだろう。
《Spyder7 編集部》
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