マツダ CX-30 新型試乗!ガソリンモデルの価格設定はなかなか魅力的…九島辰也 | Spyder7(スパイダーセブン)

マツダ CX-30 新型試乗!ガソリンモデルの価格設定はなかなか魅力的…九島辰也

◆アートにスライドしつつあるマツダデザイン ◆ガソリン、ディーゼルともに“すっきり”した走り ◆ガソリンの価格設定はなかなか魅力的

自動車 ニューモデル
マツダ CX-30
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◆アートにスライドしつつあるマツダデザイン

『マツダ3』の後、昨年10月に発売されたのがこの『CX-30』。全長4395mmと全幅1795mmは、『CX-3』よりも大きく『CX-5』よりもコンパクトに位置する。激戦区となるコンパクトSUVマーケットにおいてより市場ニーズに応えるディメンションとして登場した。

ただ、技術やデザインという意味では、ハッチバックとセダンを有するマツダ3と同じ新世代モデルとなる。デザイン、パッケージング、ドライバーのドライブフィーリングという面で、それまでとは異なる内容だ。

例えばデザイン。今マツダはデザイン担当のボードメンバー前田育男氏を中心に、カーデザインを“アート”にスライドさせようとしている。例えば、昨年六本木の東京ミッドタウンで行われた「デザインタッチ2019」での展示はまさにそれで、映像制作のプロ集団と組んでCX-30のデザインの魅力をアピールした。モニターの映像がボディに写り込んだ光景はまさにアート。精緻につくり込まれたデザイン性の高さがうかがえる。



◆ガソリン、ディーゼルともに“すっきり”した走り

試乗したのは、1.8リットルディーゼルユニットのSKYACTIV-Dと2リットルガソリンユニットのSKYACTIV-G。このタイミングではガソリン圧縮着火のSKYACTIV-Xはまだ用意されていなかった。もちろんその後、そちらも試乗車が用意されたようなので、近々ステアリングを握ろうと思っている。

それはともかく、ディーゼルとガソリンで共通して言えるのは、どちらも走りはすっきりしていること。ステアリング操作やアクセルワークに対する反応の良さとフットワークの軽快さは悪くない。コーナリングでは堅牢なボディとソフトにセッティングされた足回りが相まって、キャビンをフラットに保つ。この安定感は1クラス上の印象だ。


その辺を“すっきり”と感じたのは、マツダ3が意外にも普通だったことと関連する。あの妖艶でスポーティなシルエットにワクワクするような走りを期待すると、それがそうでもないからだ。もちろん、どこかが変というわけではなく、操作系類のフィーリングがイマイチすっきりしない。何か一枚布を噛ませたような感触が残る。

それに比べると、CX-30はそれよりも軽快に小気味よく路面を駆る。サイズ的にもキビキビ動かしたくなるだけに、それを満たしてくれる仕上がりだ。しかも、これまでであれば、細かな振動がキャビンに伝わりそうなサスペンションの味付けも、今回はしっとりさも加味される。この辺は最近彼らが口にする「骨盤を立たせる姿勢」つくりと関係しているのだろう。

◆ガソリンの価格設定はなかなか魅力的


ディーゼルに定評のあるマツダなので、今回2つのパワーソースとも甲乙付け難いものであった。世間的には「ディーゼルが半歩リード」しているだろうが、ガソリンも捨てがたい。となると結論はSKYACTIV-Xを試乗してからということになる。

ただ、ガソリンユニットのアフォーダブルな価格設定(「20S 2WD」が239万2500円)はなかなか魅力的だと思う。普段遣いならあまりオプションにこだわらず、その辺のグレードをサラッと乗るのがかっこいいだろう。このデザインはセンスアップにも役立つはずだ。

ただ迷うのはボディカラー。もしあえてソウルレッドを外すのであれば、チタニウムフラッシュマイカあたりがお勧めである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

【マツダ CX-30 新型試乗】ガソリンモデルの価格設定はなかなか魅力的…九島辰也

《九島辰也@レスポンス》

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