BMWが開発を進めるSUV『X3』のフルEV版、『iX3』市販型プロトタイプをこれまでで最もカモフラージュが軽い状態でカメラが捉えた。
厳冬のスカンジナビアで捉えた2台のプロトタイプは、市販型で採用される「BMWエアロダイナミックホイール」を初めて装着している。これはアルミホイールと別設計されたインサートのコンビネーションにより、エアロダイナミクス性能を引き上げるという。またICE搭載モデルと比較して抵抗を5%減少、軽量化されるほか、ホイールアーチ周りの空力抵抗も最適され、航続距離が6.2マイル(10km)拡大する。iX3の他では、『iX5』や『i4』にも採用される予定だ。
またフロントバンパーでは、左右に縦型のエアインテークが初めて露出しており、量産体制へ準備完了といったところだろう。
EVパワーユニットは、74kWhのバッテリーパックを搭載、最大出力は286ps、最大トルクは400Nmを発揮し、WLTP測定により最大で273マイル(440km)の後続が確認されている。
発売は今年後半と予想され、中国・瀋陽に拠点を置く「Brilliance Automotive」(ブリリアンスオートモーティブ)と協力し、製造される予定だ。
ワールドプレミアは、最速でジュネモーターショーと予想されている。
《Spyder7 編集部》
page top