ポルシェは3月3日、『911ターボSクーペ/カブリオレ』をオンラインで発表したが、市販型となる実車がスウェーデン山中にはじめて出現した。
ワールドプレミアは行われておらず、発売は2020年末までされないため、最終テストが行われているプロトタイプは、道路上の水を感知し、安定制御とアンチロックブレーキシステムを事前調整するウェットモードの設定を微調整している。この技術はすでに911カレラに搭載されているが、ターボの異なるパワートレイン用にシステムの変更を必要とするようだ。
ターボSは、3.8リットルフラット6ツインターボエンジンのアップデート版も搭載、最高出力は前世代の580hp、最大トルク750Nmに対し新型では最高出力640hp、最大トルク800Nmへと向上している。これにより、0-100km/h加速をクーペは2.6秒、ドロップトップは2.7秒で駆け抜ける。
キャビン内では、カレラと異なるデザインを採用、18通りの調節が可能な「Sport Seats Plus」を設定、アメニティを追加する多数のオプションも用意される。
発売価格はクーペが204, 850USドル(約2,270万円)、カブリオレは217,650USドル(約2,410万円)からで、カブリオレのフルオプション価格は275,000USドル(約3,052万円)とされている。
《Spyder7 編集部》
page top