捉えた最新プロトタイプは一見フルヌードだ。しかし、よく見るとフロントバンパー、排気管やリアディフューザーのカットアウトに巧妙な偽装がみられる。それでも、黒いサイドスカート、青いブレーキキャリパーで強化されたクロスドリルを備えるブレーキセット、ルーフから伸びる大型スポイラー、クワッドテールパイプなど「R」の証は確認できる。

またキャビン内には生産モデルにはないロールケージを配置、フロントバンパーでは、新型ゴルフが持つ、5ポイントLEDデイタイムランニングライトが削除されているのも特徴だ。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は333psを発揮。「4モーション」AWDシステムとDSGデュアルクラッチATが組み合わされ、0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は270km/hのハイパフォーマンスが予想される。
ゴルフRのワールドプレミアは、7月のグッドウッドフェスティバルが有力とされていたが、コロナウィルスの影響により、大幅な修正を強いられる可能性もありそうだ。