VWのスタイリッシュ・3ドアハッチバック、『シロッコ』が『ゴルフ Mk8』にインスパイアされたフロントマスクで復活する可能性があることがわかった。
シロッコは初代が1974年に誕生、1982年に登場した2代目では、ジウジアーロから離れ、VW独自にデザインされた。1992年に一度生産終了となったが、2008年に復活、同ブランドとしては1995年のコラード以来、13年ぶりのハッチバックとなった。その後2011年に「R-Line」などの特別仕様車、2016年には最終モデルとなった「GTS」が発売された。このバージョンでは、「ゴルフ GTI Mk7」と同じドライブトレイン、つまり2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力220ps、最大トルク350Nmを発揮した。
新型の予想CGで協力を得たのは、デザイナーのKleber Silva氏だ。バンパー、グリル、ハーフカップ型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、ボンネット、フェンダーなどフロントエンド全体がゴルフ Mk8から引き継がれ、ドアとリアクォーターパネルを含むボディラインも再設計されている。またリアエンドでは、「GTI」からインスパイアされたバンパーを装備、左にダブルテールパイプがインサートされ、足回りでは「ゴルフ GTI」新型と同じホイールが見てとれる。
予想されるパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンで、最高出力245ps、最大トルク370Nmを発揮、7速DSG、及び6速MTと組み合わされる。
3ドアハッチバックはニッチ市場であるが、最速で2021年にも新型の登場が期待される。
《Spyder7 編集部》
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