ヒュンダイが現在開発中の新型EVクロスオーバー・クーペSUV、『45』プロダクションモデルがニュルブルクリンクで初の高速テストを開始した。昨年フランクフルトモーターショーで展示された『45 EVコンセプト』は、1974年のポニークーペコンセプトからインスパイアされるとともに、ホンダのコンパクトEV『ホンダe』を彷彿させるレトロなデザインで注目を集めた。ニュルで捉えた最新プロダクションは、初めてバンパーの一部が露出、市販型デザインが見えてきた。市販型のアーキテクチャには、今後発売予定のEVセダンと共有するとみられる、「E-GMP」(Electric Global Platform)プラットフォームを採用、角度をもったリアウィンドウ、ルーフスポイラー、リアクォーターウィンドウのアウトラインなどスポーティなエクステリアが見てとれる。またコックピットはコンセプトモデルに似たワイドディスプレイを搭載するとみられている。内部では、eAWD機能用に2つの電気モーターを搭載、小さい方は前車軸に動力を供給し、より大きなモーターは後輪を駆動させ、四輪駆動となる。ワールドプレミアは2021年内と思われ、市販型エクステリアでは、コンセプトの未来的LEDライトや刺激的グリルは装備されず、より落ち着いたデザインが採用されると予想されている。