ジャガーは、フラッグシップ・4ドアサルーン『XJ』次世代型の発表を、2021年初頭に計画していたが、2021年後半まで延期される可能性が高いことがわかった。
英サンデー・タイムズ誌によると、コロナウィルスのパンデミックにより、キャッスル ブロムウィッチ工場が長期停止、再稼働後もソーシャルディスタンス取りながら生産量を抑えて稼働している。そのためより収益性の高いモデルを優先して生産していくことが決定したという。
ジャガーの代名詞といえる「XJ」は、1968年から発売されている伝統モデルであり、50年間同社の主力モデルだ。8世代を超える歴史があり、英国で設計、製造され120カ国以上に輸出されている。
次世代型では、フルEVとして生まれ変わる。アーキテクチャには「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、より軽量でEVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートしてくれる。また美しいデザイン、インテリジェントなパフォーマンス、崇拝される贅沢に基づいて構築されるという。
フルEVとなるXJのパワーユニットは、各ホイールに1基ずつ、最大4基のモーターを配置。90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が期待できそうだ。
ワールドプレミアの正確な時期は断定できないが、2021年10月が有力で、オーストリアのマグナシュタイアで生産される『I-PACE』とは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場での生産が予定されている。
《Spyder7 編集部》
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