米国ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング社が開発を進めている新型ハイパーカー、『ヴェノムF5』量産仕様が、11月にデビューすることが発表された。
ヴェノムF5は最初のプロトタイプ発表から6年が経過、満を持しての登場となる。同社公式Facebookに投稿されたティザーイメージには、カーボンファイバーのディフューザーらしきものが写っている。
ヴェノム F5は、世界最速のロードカーを目指して開発されたハイパーカーで、車名の「F5」とは、竜巻(トルネード)の規模を表す等級の最高ランク、F5に由来している。藤田スケールによると、F5レベルの竜巻の風速は、261~318mph(約420~512km/h)に達するという。
F5市販型のモノコックボディは、カーボンファイバーで作られ、空気抵抗係数を示すCd値は0.33、車重は3,000ポンド(1,360kg)となる。パワートレインは、7.6リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載、最高出力は1600hpでパドルシフト付き7速シングルクラッチと組み合わされる。
また0~300km/h加速が10秒以下で、F1マシンよりも速いという。急加速と急制動を行う0~400~0km/hでは30秒以内の性能を誇り、最高速は311マイル(501km/h)を超える可能性が高いようだ。
販売価格は160万USドル(約1億7千万)、米国に12ユニット、残り12ユニットが世界用にデリバリーされる。
《Spyder7 編集部》
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