ポルシェは、これまで発表に至らなかった秘蔵モデルたちを、「PorscheUnseen」と名付けられた本で紹介する予定だが、そこに掲載される未発表モデルが順次メディアにプレビューされている。
Spyder7で注目したのは、「Porsche Vision Renndienst」(ポルシェ ヴィジョン・レンディエンスト)だ。2018年に制作されたこのモデルは、数十年前にポルシェか関与したVWバンからインスパイアされた未来的ミニバンだ。流線型のエクステリアにダイナミックなキャビン、ミニバンとは思えぬアグレッシブなサイドスカートを装備している。
フロントエンドには、ミニマリズムを体現したようなLEDヘッドライト、ラウンドしたノーズ、アグレッシブなコーナーエアインテーク、傾斜したルーフを装備。また足回りには5本のスポークアロイホイール、リアエンドには全幅のLEDライトバーなど随所にポルシェらしさがアピールされている。
キャビン内は公開されていないが、中央のドライバーズシートと最大5人の乗客を収容できるモジュラートラベルキャビンを採用。パワートレインは電動化され、すべてのコンポーネントを床下に配置、広々とした空間を提供してくれるという。
このコンセプトモデルは、一見空想的にも思えるが、同社は「特徴的な表面モデリングを備えたポルシェDNAを、ブランドの未知のセグメントで表現しています」と述べている。
ビジョン・レンディエンストは、2005年から2019年の間に制作された15種類にモデルの一つであり、「Porsche Unseen」で紹介予定だ。
《Spyder7 編集部》
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