アルファロメオは、2020年6月に4ドアセダン『ジュリアGTA』に設定されるサーキット仕様『GTAm』を発表したが、その最終市販型プロトタイプをカメラが捉えた。
GTAmは、ジュリアGTAをベースにサーキット向けに仕上げたスパルタンモデルで、ボンネットフード、ルーフ、フェンダーなどにカーボンファイバーを採用、車重はわずか1,520kg(3,351ポンド)に抑えられている。
パワートレインは、2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は533psを発揮、パワーウェイトレシオは2.82kg/hpで、0-100km/加速は3.6秒のハイパフォーマンスを誇る。
今回スパイショットを提供してくれたのは、Walter Vayr氏だ。イタリアFXAのバロッコ試験場付近で捉えたプロトタイプは、巨大なカーボンファイバー製リアウィングと巨大なディフューザーを装備するほか、大径のコーナーエアインテーク、フェンダーフレア、リカーボネート樹脂の「Lexan」ウィンドウが見てとれる。また写真ではわかりづらいが、後部シートの代わりにロールバーが設置されているほか、2つのヘルメット、消化器を保管するための専用スペースを備えているという。
ジュリアGTAm は、新型ジュリアGTA と合わせて、500台を限定生産する予定で、価格は200,000USドル(約2千40万円)程度と予想されている。
《Spyder7 編集部》
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