ヒュンダイは、2020年3月に人気4ドアセダン、『エラントラ』新型を発表したが、そのハードコアモデルとなる『エラントラN』市販型プロトタイプを公式リークした。
初代エラントラは、1990年に登場した。その後20年間にわたり販売されており、202年に発売された現行型は第7世代となっている。スポーツデザインを持つモデルとしては、「Nスポーツライン」が設定されているが、「エラントラN」はその頂点に君臨する。
公式リークされたプロトタイプのエクステリアは、ベースとなるエラントラよりアグレッシブなボディキットを装備。フロントエンドには「i30N」や「ヴェエロスターN」のような大口のコーナーエアインテークを備えるバンパーが見てとれるほか、厚みのあるサイドスカート、大径デュアルエキゾーストパイプ、ウィングを組み込んだデュフューザー、特注のホイールなどが装着されている。
また足回りでは、コーナーリング能力を向上させる再調整されたサスペンション、停止を改善する大型ブレーキを備えている。
キャビン内では、スポーツフロントシートをはじめ、専用の室内装飾、カーボントリムなどいくつかのアップグレードがなされるはずだ。
Nラインのパワートレインは、1.6リットルのガソリンターボチャージャーを搭載するが、「N」ではより大きな2.0リットルGDIターボユニットが予想され、最高出力は275hp、最大トルク353Nmを発揮する。トランスミッションは6速MT、及び電子制御スリップデファレンシャル付きの8速DCTが提供されることが濃厚だ。
ヒュンダイは「Nライン」を導入したばかりのため、エラントラNのデビューは、2021年終わりが有力だ。日本市場再導入が噂されるヒュンダイだが、実現すればトヨタ「カローラ」、ホンダ「シビック」などが標的となるだろう。
《Spyder7 編集部》
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