米国カリフォルニアの拠点とする新興メーカー「Elation」は、次世代EVハイパーカー『Freedom』(フリーダム)を世界初公開した。
Elation社は、カルロス・サツロスフスキー氏とマウロ・サラビア氏により創設、アメリカでEV高級ハイパーカーを製造する最初のメーカーになる。フリーダムは、フォーミュラワン、ル・マン24時間レースなど多数の欧州レーシング部門で働いていたエンジンジアのチームより開発されたという。
ロータス『エヴァイヤ』を彷彿させるそのエクステリアだが、カーボンファイバー製フロントスプリッター、ベンチレーテッドノーズ、空力サイドスカートを装備するほか、ガルウィングドア、アクティブリアウィング、巨大ディフューザーなども見てとれる。
キャビン内では、デジタルインストルメントクラスタ、ミニマリストのセンタースタック、戦闘機のようなカーボンファイバー製コックピットを確認することができる。また顧客リクエストにより、プレミアムレザー、貴金属、さらには宝石でキャビンをパーソナライズできるというからすごい。
その重量はわずか82kg(180ポンド)で、T字型リチウムイオンバッテリーパックを組み込んだカーボンファイバー製モノコックシャーシが搭載される予定だ。
バッテリーパックは100kWh及び120kWhの2種を用意。航続は483~644km(300~400マイル)が可能で、ベースモデルには3基の電気モーターを搭載し、最高出力は1,434psを発揮、「Elation」グレードではクワッド電気モーターを搭載し、最高出力1,929psを発揮する。また0-100km/h加速は1.8秒、最高速度418km/hと世界トップレベルのEVパフォーマンスになるという。
さらにすごいのは、EVだけでなく内燃機モデル「Freedom iconic」もラインアップする予定だという。その心臓部には、アウディR8から流用される5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載、最高出力は760ps、最大トルク664Nmを発揮、7速S-Tronicデュアルクラッチギアボックスと組み合わされる。0-100km/h加速は2.5秒、最高速度386km/とこちらもモンスター級のパフォーマンスを持つ。
価格はFreedomが200万USドル(約2億400万円)、内燃機Freedom Iconicは230万USドル(約2億4千万円)に設定されているようだが、発売時期は未定だという。
《Spyder7 編集部》
page top