VW傘下であるスペインのクプラは、新型クーペSUV『フォーメンター』の生産を9月からスタートさせたばかりだが、新たに最強バージョン「VZエディション」を開発していることがわかった。
クプラはセアトのモータースポーツ部門から独立した高性能モデルに特化したブランドだ。新型SUVとなる「フォーメンター」のパワートレインは、2.0リットル直列4気筒TSIターボチャージャーエンジン+電気モーターを搭載するPHEVで、最高出力245ps、最大トルク400Nmを発揮する。
一方新たな最強「VZエディション」には、アウディのハードコア「RS3/RSQ3」に搭載されている2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力400ps、最大トルク480Nmを発揮、7速スピードオートマティックと組み合わされる。また0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は280km/h(電子制御)のパフォーマンスを発揮する。
捉えたプロトタイプは開発初期のため、市販型コンポーネントを装備していない。そのためベースモデルと同じフロントマスクだが、市販型ではリップスポイラー、分厚いサイドスカート、大型リアウィングなどアグレッシブなエアロパーツが期待できるだろう。注目はリアバンパーにインサートされている、レクサス風クワッドエキゾーストパイプで、おそらく市販型に採用される可能性が高いと見ている。
クプラ フォーメンター VZエディションの発売は2021年後半と予想される。
《Spyder7 編集部》
page top