キャッチした最新のプロトタイプ車両は、トップとサイドのカモフラージュが削ぎ落とされ、アウトラインのほぼ全てが見える状態だ。これまで隠されていたファブリックルーフもついに露出し、現行型のハードトップに取って代わることが確実となった。
『Sクラス』新型で導入したポップアウトドアハンドルも初めて確認することができ、残りはフロントとリア周りのみとなっている。
次世代型は、AMG専用モデルとして開発が進められ、『AMG GT』次世代型と同じプラットフォームを採用すると考えられている。現行型より遥かにスポーティで、ハンドリングと快適さの完璧なバランスを提供するという。シートレイアウトは2＋2が期待される。
キャビン内では、MBUXインフォテイメント用の大型タッチスクリーンディスプレイやオールデジタルインストルメントクラスタなど、Sクラス新型でデビューした技術のほとんどを流用すると見られている。
エンジンラインアップは、最高出力400psを発揮する3.0リットルV型6気筒エンジン搭載の「AMG SL43」、最高出力515psを発揮する4.0リットルV型8気筒エンジン搭載の「AMG SL63」、最高出力604psを発揮するV8ツインターボ搭載の「AMG SL63S」、そして頂点には最高出力800psを発揮する4.0リットルV型8気筒＋電気モーターを搭載する「AMG SL73e」が予想される。
SLクラス次期型のデビューは2021年前半、発売は同年秋以降が有力だ。
