英国のチューニングメーカー「Topaz Detailing」社は、BMWのコンパクト2ドアクーペ、『M2』をベースとしたチューニングカー、『M2 Turbomeister Edition』を世界初公開した。
2018年頃から噂のあったBMWのハードコアモデル『M2 CSL』だが、開発作業が完了することはなかった。2019年11月には「M2 CS」をリリースしているが、2020年初めに欧州でM2シリーズが廃止されたことで、フラッグシップ「CSL」への期待は終わったからだ。
そこで、BWM設計部門と協力して開発されたのが、「M2ターボマイスター エディション」だ。M2をベースとしたこのモデルは、車重を100kg軽量化、E46「M3 CSL」と同レベルを実現している。
そのエクステリアは、「2020 オマージュコンセプト」からインスパイアされたボディカラーを採用。パワートレインは3.0リットル直列6気筒「S55」ツインターボエンジンを搭載、最高出力520hp、最大トルク660Nを発揮する。またサイドシル、インストルメントクラスタ下部には「M2 CSL」の刻印が刻まれるなど、まさに非公式「M2 CSL」と言えそうだ。
さらに足回りには、ASTサスペンションを装備、英国「DefinedCoding」社製のギアボックスとディファレンシャル用カスタムソフトウェアが採用されている。
価格は明かされていないが、オーナーの一人であるマーク・ルーテン氏は、「私にとってターボマイスタープロジェクト」は、BMW製品をベースとした特注のプロジェクト車両を制作するという夢の実現になりました」と満足げに語っているという。
《Spyder7 編集部》
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