ホンダは現在、シビックセダン、ハッチバック、そしてハードコアとなる「タイプR」を開発していると見られるが、タイプR次期型に関して衝撃のニュースが入ってきた。
これまでタイプR次期型は2.0リットル直列4気筒TECターボチャージャー+電気モーターを搭載、NXS同様に3モーターを採用した4WDなどと噂されていたが、次期型では電動化は見送られ、2.0リットル直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載、最高出力は400ps程度に向上するという。欧州ホンダのトム・ガードナー副社長は、これまで従来のガソリンエンジンへのこだわりや、次期型のボンネットの下にはターボチャージャーエンジンが存在することだけは強く示唆しており、その可能性は十分あるだろう。
また駆動方式はFFが採用するなど、「タイプR」魂を継承する可能性があるようだ。タイプRは、これまでルノー『メガーヌR.S トロフィーRS』と「ニュルFF市販モデル最速」の称号を争ってきており、そのプライドは簡単に捨てないということかも知れない。
さらに衝撃的なのは、Autocar誌によると時期型はラストモデルとなる可能性があるという。ただし調べを進めると、これに関しては情報が錯綜しており、次期型は「内燃機関モデルとして」ラストモデルという意味もありそうだ。
楽しみな次期型エクステリアデザインだが、タイプRらしいアグレッシブなイメージは継承しつつ、Cピラーライン、ドアアンダー部の凹みラインも刷新されるだろう。リアコンビライトはフック型から、シャープな直線型のデザインが予想されるほか、スポイラーはより空力性能が向上するデザインへ。リアアンダー部分も新設計され、より軽快なイメージへと進化が期待できそうだ。
タイプR次期型のワールドプレミアは、最速で2021年内、遅れれば2022年前半と予想される。
《Spyder7 編集部》
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