アウディは、現在A3ファミリーの頂点に君臨するハードコア『RS3ハッチバック/セダン』を開発しているが、次期型では四輪駆動「4Motion AWD」システムが採用される可能性があることがわかった。
アウディA3ラインアップは、スウェーデンに拠点を置くハルデックス社の四輪駆動システムを採用、これまで本格的なクワトロ全輪駆動システムを採用したことがない。しかし、次期型ではついにVW「ゴルフR」の4Motion AWDシステムを流用する。
4Motionは、電子制御システムにより最適な駆動力を瞬間的に4車軸へ配分し、高速はもちろん、雪上などの悪天候でも、つねに安定した走りを提供してくれるほか、専用のドリフトモードで制御された走りも可能だ。
予想されるパワートレインは、アウディ自慢の2.5リットル直列5気筒エンジンを搭載。最高出力は420hp、最大トルク500Nmを発揮するが、パフォーマンスバージョンでは、450hpまで向上するという。どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッションと組み合わされる。
7速DCTは車軸に動力を送り、0-100km/h加速を現行型の4.1秒から0.2秒短縮させる。また最高速度は250km/hに電子制御されるが、アウディスポーツではオプションとして280km/hに上げることも可能だという。
RS3スポーツバックのデビューは2020年内が期待されていたが、新型コロナウイルスの影響で大幅に遅れが生じており、最新情報では2021年9月と噂されている。
《Spyder7 編集部》
page top