フェラーリは5月、最高出力830ps、最大トルク692Nmを発揮する『812コンペティツィオーネ』、及びオープンモデルの『812コンペティツィオーネA』を発表したが、さらなる強力なV12エンジンを開発していることがわかった。
同モデルのパワートレインは、「812スーパーファスト」の6.5リットルV型12気筒自然吸気エンジンをブーストアップ、ブランド史上最高の仕様となっている。
Autocar誌のインタビューによると、同社のテクニカルボス、Michael Leiters氏は、より強力なV型12気筒エンジンを開発していると断言、しかし搭載するモデルの名はあかされていない。
現在考えられる3つ説では、まず2023年に登場予定のフラッグシップ「La Ferrari」(ラ・フェラーリ)後継モデルが考えられる。新型モデルでは、何らかの電化を特徴とするかも知れないが、重量を考えるればプラグインハイブリッドはないと思われる。
第2の説は、現在開発が進められているブランド初のクロスオーバーSUV、「プロサングエ」だ。その強力なV12エンジンを搭載すれば、スポーツカーより重い車重のデメリットを解消してくれる。しかし、プロトタイプは、現在もマセラティ「レヴァンテ」のテストミュールをまとっており、今後まだ多くの時間が必要だ。
3番目の説は、50年代を彷彿させるクラシックな「Icona」(イーコナ)シリーズの「Monza SP1」と「Monza SP2スピードスター」のスペシャルバージョンあたりだろう。現在は最高出力810ps、最大トルク719Nmを発揮するV型12気筒が搭載されており、強化されたV12を搭載するには最高のモデルかも知れない。
おそらく、2022年前半までにはそのモデルが明らかになるかも知れず、情報を入手次第、掲載していこう。
《Spyder7 編集部》
page top