マセラティは現在、新型クロスオーバーSUV『グレカーレ』を開発中だが、その最新プロトタイプが公式リークされた。
先日、ステランティス（FCAとPSAグループの合併新会社）CEOのカルロス・タバレス氏とジョン・エルカーン会長、マセラティのCEOダビデグラッソ氏は「MC20」の生産ラインと新しい「Nettuno」エンジンラボを見学、そのイベントで「グレカーレ」最新プロトタイプが公開されたようだ。
鮮明に撮影されているものの、カモフラージュは厳重でディテールは不明だ。しかし、はじめて露出した独特なグリルでマセラティとすぐ判別がつく。またハニカムメッシュのサイドエアインテーク、ポルシェ「カイエン」を彷彿させるシャープなヘッドライトなどが確認可能だ。さらに長いフード、傾斜したルーフに続くラキッシュなフロントガラス、そして際立つホイールアーチ、ミニマリストのドアハンドル、上向きにスイープするベルトラインも見てとれる。
今回リアエンドは公開されていないが、以前捉えたスクープショットからは角度の付いたリアウィンドウ、水平貴重のLEDテールライト、クワッドエキゾーストパイプを装備していることが確認されている。このプロトタイプは不明だが、エントリーモデルはデュアルエキゾーストパイプを装着する可能性もあるだろう。
パワートレインは明かされていないが、最高出力284ps、最大トルク415Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、上位モデルには、最高出力512ps、最大トルク600Nmを発揮する、2.9リットルV型6気筒エンジンも噂されている。さらに電動モデルも予想されているが、その詳細は不明だ。
市販型では、FCAのアルファロメオ『ジュリア』や『ステルヴィオ』と共有する「ジョルジオ」プラットフォームを採用する見込みだ。マセラティ初のクロスオーバーSUV『レヴァンテ』よりもコンパクトなエントリーモデルとなり、ポルシェ『マカン』、メルセデスベンツ『GLC』、BMW『X3』らが存在する激戦区、欧州Dセグメントで争うことになる。
《Spyder7 編集部》
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