米国トヨタは現在、フルサイズ・ピックアップトラック『タンドラ』次期型を開発しているが、新たなティザーイメージを初公開した。
タンドラは輸出されていた国産モデル、「T100」の後継車として2000年に発売、同社のフルサイズクロスオーバーSUV「セコイア」とはプラットフォームを共有する兄弟モデルとなっている。現行型の登場は2007年と古いが2014年には大幅改良が行われており、これが14年振りのフルモデルチェンジとなる。
公開されたティザーイメージは「iForceMAX」と刻印されたエンジンカバーとみられ、トヨタは「次世代の英雄的なiForceパフォーマンスは、まったく新しいタンドラを動かく準備ができています」と語っている。エンジンの半部しか見えない画像には3つのリブが見えるため、全部で6つのリブがあると想定できることから、おそらくV型6気筒パワートレインであることが予想される。
事実、以前トヨタ北米営業担当副社長はモータートレンド誌に「タンドラは5.7リットルV型8気筒よりも”実質的”に高いパワーとトルクを備えたエントリーレベルのユニットを含む2つのまったく新しいエンジンが提供されると語っている。
1つは、「ランドクルーザー」の新しい3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンで、最高出力は386ps、最大トルク544Nmを発揮すると見られる。2つめのパワートレインは謎だが、トヨタは最近「近い将来、ピックアップトラックのラインアップに電化をもたらす」計画を断言しており、ハイブリッドまたはプラグインハイブリッドが期待できるだろう。
またトヨタは今月初めのイベントで、パネルディスカッション中にタンドラに関して言及、過去7年間で販売した11万台から12万台へ大幅に年間販売を増加させたい意向を示し、新型タンドラが多くのバリエーションを持つことを示唆した。
以前のティザーイメージからは、彫刻されたフードと新設計のL字型LEDデイタイムランニングライトを装備するほか、グリルに取り付けられたマーカーライトとライドバーが確認できる。
タンドラ次期型のワールドプレミアは不明だが、それほど遠くはないはずだ。
《Spyder7 編集部》
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