ポルシェは2019年、同社初の量産EVサルーン『タイカン』を発表、その後は後輪駆動のベースグレードや派生モデルとなる「クロスツーリスモ」を設定しているが、さらなる派生モデルを検討していることがわかった。
2020年11月には、イエローからブラックに変わったブレーキキャリパー、異なるサイドスカートとリップスポイラーを装着した、謎の「タイカン クロスツーリスモ」プロトタイプをスクープ、「スポーツツーリスモ」の可能性を指摘したが、現実味を帯びてきたと言えそうだ。
今回新たに入手した派生モデル情報は「GTS」トリムだ。現在ベースモデル、「4S」、「ターボ」、「ターボS」だが、その頂点に君臨する可能性がある。グランツーリスモスポーツの略であるGTSは、多くの場合よりトラック思考のバリエーションであり、軽量化、ハンドリングパフォーマンスを向上させることに重点を置くことになり、タイカンも例外ではないだろう。
一方スポーツツーリスモの場合、サスペンションを低く、クラッディングを少なくするなどGTSに比べより簡単な準備で済むはずだ。さらに、クーペやコンバーチブルも検討しているという情報もあり、タイカンの進化は止まりそうもうない。
発表タイムラインはないが、クロスツーリスモに続く派生第3弾は、2022年に発表されることが適切といえるだろう。
《Spyder7 編集部》
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