メルセデスベンツは、新型エレクトリックモデル「ビジョンEQXXコンセプト」を開発していることを発表するとともに、ティザーイメージを初公開した。
ビジョンEQXXは市販化を目的としたコンセプトモデルで、最先端技術により航続の限界を押し上げることを目標としているという。同ブランドによると、航続距離を伸ばすために単に大容量のバッテリーを積むことはなく、かわりにコンパクトカーと同じサイズの次世代パックを搭載、621.4マイル(1,000 km)以上の航続を達成するという。
メルセデスでは、そのエネルギー密度をEQSよりも20%高め、バッテリーパックからの1キロワット時あたり6マイル以上のエネルギーをカバーするという。大まかな計算では、バッテリー容量は104kWhになる可能性がありそうだ。
公開されたティザーイメージからは、緩やかなカーブを備えローダウンされたセダンであることが見てとれる。ボディサイズはかなり大きく、少なくともテスラ「モデルS」と同等以上と思われる。また空気抵抗係数を示すCD値は、EQSの0.20以上を達成するという。
開発では、メルセデスAMGフォーミュラワンの高性能パワートレイン部門サポートを受けて進められており、ワールドプレミアは9月にドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ」と予想される。
《Spyder7 編集部》
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