Spyder7は、2020年10月にもGRMNヤリスらしきプロトタイプを捉えていた。そのプロトタイプは、GRヤリスよりもボディがローダウンされ、カーボンらしきルーフをはじめ、フロントバンパー両サイドにウィングレット、フェンダーに巨大エアアウトレット、大型リアスポイラーなど過激なエアロパーツが装備されていた。

しかし、今回ニュルブルクリンクで捉えた最新のプロトタイプではそれらが排除され、一見GRヤリスと変わりはないように見える。しかしフロントフェンダーには通気孔を隠す黒いテープが貼られているほか、後部にはセンサーを装着。そしてなにより、ナンバープレート「6001」が2020年に撮影された車両と同一であることから、同じプロトタイプによる複数のボディパーツで開発が進められていることがわかる。
ベースとなるGRヤリスのパワートレインは、1.6リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力272psを発揮する。一方GRMNヤリスでは、同エンジンをブーストアップ、最高出力は300psオーバーが予想され、「GR-Four」全輪駆動システムを維持、両方の車軸にはオプションの「トルセンLSD」がセットされる。
世界に衝撃を与えるであろうGRMNヤリスのデビューは、2022年内と噂されている。