メルセデスベンツが開発中の2ドアオープンスポーツ、『SL』次世代型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
別の場所で撮影された3台の開発車両のうち、ナンバー「5574」はこれまででもっともカモフラージュが軽く、Aピラーの偽装もとれ、フロントエアインテークのデザインも見えてきている。また後部ではクワッドエキゾーストパイプをインストール、攻撃的なディフューザーが初めて装着されており、上位モデルと思われる。また他の2台はデュアルエキゾーストパイプを装備、先月ニュルで捉えたプロトタイプに似ているが、赤ではなく黒のソフトトップが付いている。
次世代型の最大の変更点は、ハードトップからファブリックルーフへの切り替えと、歴代初の2+2シートレイアウトだろう。また開発はAMGが担当、第2世代「GT」と一緒に開発されているが、単にGTのカブリオレバージョンになるという意味ではない。
同ブランドでは5月、アルミニウム、鋼、マグネシウム、カーボンファイバーを組み合わせた軽量で剛性を最大化するSL次世代型の軽量ボディシェルを発表、この構造は前世代より18%高いねじり剛性を持つと言われている。
また先月公開されたインテリア画像では、上部が下がっているときにグレア(まぶしさ)を軽減するため、前方に傾けることができる大型インフォテイメントディスプレイが確認された。
モデルラインアップは、後輪駆動の「SL 43」から始まり、4MATICの「SL 73e」まで続くと予想されている。後者は電気モーターと調和して動作する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する、今後のAMGハイブリットパワートレインを採用する可能性ある。このシステムは間もなく「AMG GT 73e」でデビュー予定で、最高出力は800psを発揮する。
SL次世代型のデビューは2021年後半で、2022年に販売が開始される予定だ。
《Spyder7 編集部》
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