フォードのミッドサイズピックアップトラック、『レンジャー』ユーロ仕様の次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
レンジャーは、北米・南米で販売されるモデルと、欧州、オセアニア、アジアで販売されるモデルとわけられるが、後者は、マツダのピックアップトラック「BT-50」と姉妹車となっている。北米からは撤退しているが、欧州版は好調だったため、後継車がグローバルモデルとして開発され、2019年に登場した。パワートレインは、SCRシステム採用の2.0リットル「EcoBlue」ディーゼルエンジンが搭載されている。
南ヨーロッパの太陽の下で捉えた2台のプロトタイプは、どちらも右ハンドル仕様となっている。外観では、フロントガラスに電化を示すイエローステッカーが貼られており、かねてから噂されていたプラグインハイブリッドモデルの可能性が高い。
また縦型ヘッドライト、シングルバーグリル、よりフラットなフード、垂直LEDテールライト、新設計されたテールゲート、合理化されたボディワークなども確認できるほか、1台のプロトタイプにはロールバーも見てとれる。
足回りでは、「FX4」や「Tremor」などオフロードに焦点を当てた、アップグレードされたサスペンションコンポーネントで強化される。
パワートレインは、ターボチャージャー付き2.3リットル直列4気筒エンジンとシングル電気モーターが組み合わされると噂されており、その最高出力は362ps、最大680Nmを発揮するという。
フォードレンジャー欧州仕様のデビューは2022年初頭と予想されている。
《Spyder7 編集部》
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