フォードの欧州Cセグメントベストセラー、『フォーカス ワゴン』改良新型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
第4世代のフォーカスは2018年に発表、VW「ゴルフVIII」、ホンダ「シビック」、プジョー「308」、オペル「アストラ」など競合ひしめくセグメントにあり、テコ入れが急務となっている。先日はフォーカス ハッチバックをキャッチしたが、ワゴンも最終コンポーネントを装着、ワールドプレミアへ着々と準備が進められているようだ。
カモフラージュされたプロトタイプから、デザインの変更はバンパー、ヘッドライト、ボンネットなどフロントエンドを中心に、後部ではテールライトやバンパーなどが新設計されていることがわかる。
クローズアップで激写したヘッドライトには、ハッチバック同様に4つの長方形LEDユニット、それを囲むLEDデイタイムランニングライトが見てとれる。フロントバンパーには、グリルとインテークの新しい形状を隠すプラスチックカバーが装着されている。
後部ではLEDテールライトの下部分が初めて露出、全体的に丸みを帯びたアウトラインにリフレッシュされている。またハッチバックとは異なるバブルルーフや、ルーフレールを装備し差別化されていることもわかる。
キャビン内では、新しいトリムオプションに含まれる、より多くの接続されたサービスと、ADASシステムを備える更新された大型インフォテイメントタッチスクリーンが採用される可能性もありそうだ。
パワートレインでは電動化も加速、マイルドハイブリッドの「EcoBoost」エンジンをキャリーオーバーするほか、同じプラットフォームをベースとする「Kuga」と同様にフルハイブリッド、またはプラグインハイブリッドを追加設定する可能性がある。これにより、プジョー「308PHEV」やVW「ゴルフeHybrid」に対抗していくことになるだろう。
フォーカス ワゴン改良新型のデビューは2021年内、あるいは2022年初頭と予想される。
《Spyder7 編集部》
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