フォードの欧州Bセグメント・ハッチバック、『フィエスタ』改良新型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
第5世代となる現行型は2017年に登場、日本市場からは撤退しているが、欧州では最も人気のあるスーパーミニカーの1つだ。2020年にはマイルドハイブリッド・EcoBoostエンジンを追加、接続性、安全機能などアップグレードを受けているが、今回はエクステリアを中心に大規模な改良が行われる。
捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、新設計されたボンネット、LEDデイタイムランニングライトやコーナーエアインテーク、アグレッシブなハニカムメッシュグリルなどを確認、「STライン」と思われる。
市販型では「ST-Line」をはじめ、「Vignale」、「Active」、「ST」のバリエーションで提供される。パワートレインは、最高出力125ps、及び155psを発揮する1.0リットル直列3気筒「EcoBoost」のマイルドハイブリッドバージョンを発表、これがキャリーオーバーされる可能性が高い。これは48Vのシステムと統合されたベルト駆動のスタータージェネレーターを使用し、ブレーキエネルギーを収集、発進時にICEを支援するシステムだ。
また6速オートマチックに代わる新しい7速オートマチックトランスミッションを搭載。アダプティブクルーズコントロールの追加と、「Sync3」インフォテインメントシステムのアップデート版も期待できるだろう。
フィエスタ改良新型は2022年初頭に市場に投入されるため、デビューは2021年内に予定されているが、現行型と同様に、スーパーミニの需要がほとんどない米国市場には導入されない。改良新型は2026年まで販売される予定で、その後はフルエレクトリック、及びプラグインハイブリッドのみで提供されることになるだろう。
《Spyder7 編集部》
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