ヒュンダイが展開するプレイアムブランド「ジェネシス」が開発中のフラッグシップ4ドアセダン、『G90』次期型の最新プロトタイプを捉えるとともに、その内部をスクープサイト「Spyder7」のカメラがはじめて撮影に成功した。
初代G90は、2018年まで『EQ900』の車名で販売されていたが、2018年に登場した現行モデルからG90の名称が与えられている。ライバルはレクサス「LS」、メルセデスベンツ「Sクラス」、そしてBMW「7シリーズ」など世界のフラッグシップセダンとなっており、次世代型での進化に世界が注目している。
室内ダッシュボードには、ソフトタッチの素材とカーボンファイバーのインサートがあり、フィット感と仕上がりが素晴らしい。大型のデジタルインストルメントククラスターは、ワイドなインフォテインメントスクリーンと組み合され、センターコンソールの小さなんディスプレイはHVAシステムで、右側には温度を調整するためのロッカースイッチがある。左にもあるはずだが、タブレットで確認できない。そのほかでは、ボタンが統合された2スポークのステアリングホイールが確認できる。デジタルクラスターは車両のセンサーが何かを検出したどうかを示すことが可能で、現在プロトタイプが山の地平線に向かって走っているところを示している。
エクステリアはカモフラージュが未だ厳重だが、大きなクレストグリルとジェネシスモデルの象徴ともいえるクワッドランプヘッドライトを備えていることがわかる。全体的にはエグゼクティブサルーンらしいプロポーションを保ち、非常に滑らかなシルエットと言えるだろう。
パワートレインは、クロスオーバーSUV「GV80」が搭載する3.5リットルV型6気筒ツインターボチャージャーエンジンを流用、GV80では最高出力375ps、最大トルク530Nmを発揮する。またメルセデスベンツ「EQS」やBMW「i7」に匹敵するフルエレクトリックバージョンも開発中と噂されている。
市販型では最近にわかにブームの4輪ステアリングシステムが装備されると思われるほか、起亜グループの究極のフラッグシップとして最新の自動運転技術が惜しみなく投入されそうだ。
G90新型のワールドプレミアは、最速で2021年後半、あるいは2022年初頭に韓国でデビューすると予想されている。
《Spyder7 編集部》
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