アストンマーチンの2ドアスポーツ、『ヴァンテージ』に設定されるハードコアモデル、『ヴァンテージ V12 RS』市販型のエキゾーストノートが公式YouTubeでは公開された。
初代ヴァンテージは1977年に登場、1989年には生産終了となったが、1993年に復活。1999年に再び途絶えたが2005年に3代目が誕生している。2009年には初のV型12気筒エンジンを搭載モデル「V12ヴァンテージ RS」が発売されたが、基本的にはメルセデスAMG製V型8気筒を搭載、ヴァンテージにとってV12は特別な存在となっている。
ニュルで撮影されたプロトタイプは、ボンネットの先端に沿って開口部があるV字型のカバーを装着。それは様々な吸気口や通気口を備える新しいパネルが隠されていることを示している。その下には鋭いエッジの輪郭、外側にはブレーキの冷却を高める新設計のインテークが追加されているのも確認できる。
後部ではリヤフェンダーフレアを装備し、デュアルエキゾーストパイプはセンターにインストール。その両側にはクワッドディフューザーを装備している。
パワートレインは、5.2リットルV型12気筒エンジンをV12スピードスターから流用し、専用チューニングを実行、最高出力は700ps、最大トルク752Nmを発揮すると予想される。スピードスターでは、わずか3.4秒で0-100km/hを駆け抜け、最高速度は319km/hを計測するが、おそらくV12ヴァンテージRSでも同レベルが期待できるだろう。
市販型のワールドプレミアは、2022年後半と予想される。
《Spyder7 編集部》
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