ボルボの高性能部門「ポールスター」は、開発を進める新型エレクトリック・クロスオーバーSUV、『ポールスター3』プロトタイプの画像を公式リークした。
ポールスターは現在販売中のPHVクーペ、『ポールスター1』を2021年以降に生産終了予定で、ハッチバックEVセダンの「ポールスター2」へとバトンタッチされる。そして2022年に投入するのが、同社初となるエレクトリック・パフォーマンスSUVの「ポールスター3」だ。
公開されたプロトタイプは、「ポールスター2」の流れを汲むデザインが見てとれるが、細いグリルと個性的エアインテークを装備しているほか、トールハンマーLEDヘッドライト、CピラーからDピラーへキックアップされたウィンドウのアウトラインなど、ボルボ「XC40」を彷彿させるデザインが随所に見られる。
同社CEOのThomas Ingenalath(トーマス・インゲラード)氏は、「クロスオーバーは来年発売され、エレクトリック時代のSUVの外観を定義します」と延べ、「Luminarクラス最高のLiDARセンサーと、集中型NVIDIAコンピューティングパワーを搭載した、自律型高速道路パイロットを提供します」と語っている。
また市販型はボルボ製EVアーキテクチャを採用、ボルボ「XC90」次世代型と一緒に製造され、この2台には多くの共通点があることが予想されている。ただし、インゲラード氏は以前、ポールスター3は2列シートであり、シングル、及びデュアルモーターパワートレインが期待できるとも発言している。
ポールスターは、3に続いて今後3年間で3台の新車を発表、2023年には30の世界市場へ販売拡大し、2025年までに総販売台数が29万台にすることを計画しているという。