アウディが開発中の大型4ドアサルーン、『A6L』改良新型の画像が「中華人民共和国工業情報化部」のウェブサイトから流出、スウェーデンのエージェントから画像を入手した。
リークされたモデルは中国専売のロングバージョンだが、間もなく欧州と北米で発売予定のレギュラーホイールベースモデルをプレビューすることができる。
第5世代である現行A6「C8型」は2018年8月に欧州に導入され、同年11月に中国のみロングホイールベースが設定、これが初の大幅改良となる。A6次期型では、エレクトリックモデルへバトンタッチされるため、これが最後のICE搭載モデルとなるはずだ。
流出した画像からわかるとおり、異なるグレードの「45TFSI」バリアントが確認できる。1台には、ツートーンカラーの水平バーを備えるシングルフレームを装備、スポーティなクロムバーがインサートされたコーナーエアインテークも確認できる。また従来のグリルにY字トリムをインサートしたモデルもあるようだ。後部もそれぞれエキゾーストパイプやディフューザー形状の異なるバンパーがみられ、「S-Line」を含む複数のグレードのようだ。
キャビン内の画像はないが、標準のADAS機能とインフォテインメントのアップグレードが追加される可能性があるが、10.1インチのタッチスクリーンと12.3インチのデジタルインストルメントクラスター、及び温度やその他の便利機能を制御する8.6インチのディスプレイは維持すると予想される。
「45 TFSI」のパワートレインは、最高出力245psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+マイルドハイブリッドを搭載、7速デュアルクラッチギアボックスとクワトロAWDシステムを介して4輪すべてに動力を送る。そのほかでは、3.0リットル、4.0リットルのTFSIガソリンエンジン、2.0リットルと3.0リットルのTDIディーゼルエンジンをラインアップ、全て48Vマイルドハイブリッドを備える。
ロングホールベースバージョン市販型のホイールベースは、ベースモデルより100mm(3.9インチ)長い3,024mm(119インチ)で、今後数ヶ月以内にデビューすることになるだろう。