ヒュンダイが現在開発中の次世代フルエレクトリック・4ドアクーペ『アイオニック6』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
アイオニック6は、2021年に公開さえれた『プロフェシー・コンセプト』の量産型となる。コンセプトモデルでは、EV専用プラットフォーム「E-GMP」を採用、800Vの高性能システムを持ち、最高出力585psというハイスペックが売りだったが、果たして量産型に反映されるのだろうか。
捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュによりディテールは不明だ。しかし、コンセプトに触発された曲線的なフロントバンパーやヘッドライトは継承されている様子がうかがえるものの、スーサイドドアや、デジタルサイドミラーが従来のものに変更されている。
また量産型では、バッテリーパックやトランクにより多くのスペースを必要とするため、フロントとリアオーバーハングが長くなっている。側面ではカバーで隠されているが、フラッシュドアハンドルを採用するとみられ、後部では、バックブレーキカメラが統合されたスポイラーの輪郭、コンセプトで見られたドットマトリックスパターンのスリムなLEDテールライトの一部が確認できる。
量産型でもコンセプト同様に「E-GMP」プラットフォームに搭載され、航続距離は483km(300マイル)を目指すため73kWhバッテリーパックを積む。パワートレインは2グレードとみられ、1つは最高出力218psを発揮するシングルモーターによる後輪駆動モデル、もう1つは最高出力313psを発揮するデュアルモーターパワートレインで、残念ながらコンセプトモデルの585psは量産型で実現しないと予想される。しかし、将来的にハードコア「N」ブランドにより、設定が期待できるかも知れない。
アイオニック6のワールドプレミアは2022年後半で、市場ではポルシェ「タイカン」らと争うことになる。