アストンマーティンは1月19日、クロスオーバーSUV『DBX』のハイパフォーマンスグレードを2月1日に初公開することを発表したが、その市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
豪雪のフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、フロントエンドをガッチリと偽装しているが、その奥にはベースモデルと大きく異るデザインのエアインテークとバンパーを隠しているはずだ。またこのプロトタイプの後部にはデュアルエキゾーストパイプが装備されているが、以前ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプではクワッドエキゾーストパイプがインストールされており、市販型では後者が採用される可能性が高いと見ている。
新グレードで最も重要なアップグレードはエンジンだ。ベースモデルでは4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載、最高出力は550psを発揮する。一方、同社が「世界で最もパワフルで高級なSUV」と謳うこの新グレードでは、V型12気筒エンジンの噂もあったが、AMG製のV型8気筒エンジンが予想される。最高出力は700ps~750psと思われ、ライバルのポルシェ「カイエン ターボSE-ハイブリッド」の679ps、ランボルギーニ「ウルス」の650p、ベントレー「べンテイガスピード」の635psを凌駕するだろう。ただし、今後は最高出力750psと噂されるBMW「XM」の登場が控えており、果たして最強SUVの称号はどちらが手にするのか注目される。
新グレードの車名は「DBXS」が最有力とされており、このSUVのデザイン、パワートレイン、そのほかすべてが2月1日に明かされる。