ルノーが開発中の新型クロスオーバーSUV、『オーストラル』のコックピット画像がリリースされた。
オーストラルは、2018年から2019年に日本市場にも導入されていた『カジャー』の後継モデルとなる。これまで公開されたプロトタイプからは、スリムなヘッドライトや、テールライトの一部が初めて露出しているほか、グリルデザインもカモフラージュの奥で薄っすらと見ることができる。
そして今回リリースされた内部画像では、フルデジタル化されたインストルメントクラスターと、ワイドなインフォテインメントを組み合わせ「L」字型を形成、「メガーヌE-Techエレクトリック」を彷彿させる近未来レイアウトが確認できる。そこには、24.3インチの画面領域と、1~2クリックで機能の90%を完了する直感的インターフェイスを実現するという。「OpenR Link」インターフェイスには、GoogleマップやGoogle検索はもちろん、AndroidAutoとAppleCarPlayが組み込まれる。
市販型ではルノー・日産・三菱アライアンスの「モジュラーCMF-C」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、あらゆる形態のハイブリッドパワートレインに対応するとともに、日産『キャシュカイ』と兄弟モデルとなる。全長はカジャーの4450mmから4510mmへと拡大し、欧州CセグメントのクロスオーバーSUVとして誕生することが濃厚となっている。
パワートレインの最新情報だが、1.3リットル12Vマイルドハイブリッドと、48Vマイルドハイブリッド技術を備える新開発の1.2リットル「TCe」ユニットが予想されるほか、フルエレクトリックバージョンも開発中と噂されている。また最高出力190psを発揮するキャシュカイの「e-POWER」システムが提供されるかにも注目したい。
車内ティザーイメージが公開されたことで、オーストラルのワールドプレミアは、今後数週間から数ヶ月以内と予想される。