ポルシェの主力スポーツカー、「911」のハードコアモデル『911 GT3 RS』新型プロトタイプをカメラが捉えた。
911 GT3 RSは、愛好家の間で「公道のレーサー」とも言われている。自然吸気エンジンを搭載する究極の『911』は、もはや路上の伝説と化している。
厳冬のスカンジナビアで撮影された最新プロトタイプのフロントエンドは標準の「GT3」に似ているが、フロントバンパーをカモフラージュ、その後ろには巨大エアインテークが隠されているはずだ。またボンネットのエアベントも通常モデルより巨大化されている。
カモフラージュは、側面に沿ってさらに複雑化されている。フロントフェンダー上部と後部にはエアインテークが配置されているが、最終デザインは厳重に隠されている。後部のスワンネックウィングは、高ダウンフォースと低ダウンフォースの切り替えるアクティブ仕様となっている。またデュアルエキゾーストパイプは開発途中の様子がうかがえる。
新型のパワートレインは、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、9500rpmの超高回転でパワーを発揮する。また最新情報によると、前世代の最高出力は520hpだったが、新型では572hpまで向上するという。
911 GT3 RS新型のワールドプレミアは、2022年秋以降と思われる。