先日はメルセデスベンツGLEの頂点に君臨するAMG「GLE 63」をスクープしたが、今度はその下に位置されるAMG「GLE 53」改良新型を初スクープに成功した。
初代GLEはMクラスの大幅改良を受け、その後継モデルとして2015年に誕生、2代目となる現行型(W167/C167)型におけるAMG「GLE 53 4MATIC+」は2019年に登場しており、これが初の大幅改良となる。
「63」プロトタイプのフロントエンドでは、ヘッドライト周辺のみカモフラージュされていたが、「53」では、下部バンパー周辺まで偽装が施されている。しかし、より立体的になったコーナーエアインテークには3本の水平ストレーキを配置し、中央には垂直のスラットを確認、リフレッシュされていることがわかる。パナメリカーナグリルが装着されていることから、このプロトタイプがAMGであることは容易に判断できるだろう。
後部では、「63」同様にLEDテールライトをつなぐラインがカモフラージュされており、クロムストリップがリフレッシュされるか、完全に削除される可能性があるほか、63とは異なる円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。また、LEDテールライトのデザインおよび内部グラフィックスが刷新される可能性もありそうだ。
内部の画像は「63」プロトタイプのものだが、ステアリングホイールはそれぞれ異なるものを装備、ダッシュボードのワイドスクリーンと大きな通気孔は共有すると思われる。
パワートレインは、マイルドハイブリッドEQブースト技術を備えた3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンをキャリーオーバー、最高出力は435psを発揮する。おそらく9速オートマチックギアボックスを使用し、0-100km/hを5.3秒で到達させる。
GLE 53のデビューは、63同様に2022年内に期待できるだろう。