ポルシェが現在開発中の特別な『911』、『911スポーツクラシック』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
スポーツクラシックは、2004年に発売した997世代に設定された世界限定250台限定(国内正規12台)のスペシャルモデルだ。発売後48時間以内に250台が完売したという伝説を残すなど、ポルシェファンの心の中で特別な存在といえる。
フィンランド・ラップランドで目撃したプロトタイプは、現行型「911ターボS」のフロントエンドが見てとれるが、ワイドフェンダーに冷却ベントがない。またダブルバブルルーフと一体感のあるボンネットに溝を配置。後部ではワイドなヒップとクラシックスタイルのダックテイルスポイラー、911ターボを反映するデュアルエキゾーストシステムとエンジンベントなど確認できる。
足まわりでは、センターロックホイールを装備、ポルシェバッジを特徴とする黒いキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムをカバーする。
先代スポーククラシックのパワートレインは、3.8リットル水平対向6気筒DOHC直噴エンジンを搭載し、最高出力408ps、最大トルク420Nmを発揮したが、992世代の新型では「911GTS」から流用される3.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載。最高出力は480ps、最大トルク569Nmへと向上する。
市販モデルは限定生産と予想され、発売後は1億円以上のプレミア価格となることは必至だろう。