メルセデスベンツは現在新型モデルとなる『CLE』クラスを開発中とみられるが、そのハードコアモデルとなるAMGバージョン開発車両をスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
現在メルセデスベンツは、2ドアクーペ、及びオープンモデルの再構築を図っており、「Sクラス カブリオレ」が廃止されたほか、「Cクラス」、及び「Eクラス」のクーペ/カブリオレに代わる「CLE」クラスが導入される。
フィンランド・ラップランドで捉えたプロトタイプは、一見これまで目撃されたCLE開発車両と変わりないが、よく見ると明らかにパフォーマンスバリエーションである手がかりがいくつかみられる。もっとも顕著なのは膨らんだフェンダーで、これまでのプロトタイプより大幅にワイド化されている。
さらにフロントバンパー下部のエアインテークが拡大、ナンバープレートが上部へ移動されているほか、ボディは若干ローダウンされている様子がうかがえる。さらに足まわりでは、大型のブレーキをホストするより大径ホイールも確認できる。
また後部では、これまで隠されていたエキゾーストパイプがはじめて露出、今後クワッドエキゾーストパイプに変更されると思われる。
このプロトタイプのボディには充電ポートが確認できないため、電動化されない「CLE 43/CLE 53」の可能性もある。その場合パワートレインは2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載するはずだ。しかし、もし最強モデル「CLE 63」である場合、「C63」と同じプラグインハイブリッドパワートレインを共有するだろう。この場合、2.0リットル直列4気筒エンジンに6.1kWhのバッテリーパック、及び最高出力204psを生成するリアマウント電気モーターを搭載、システム合計で653psを超えると出力が可能となる。