メルセデスは現在、高性能フルエレクトリックセダン、AMG『EQE 53』を開発しているが、その派生モデルとなるクロスオーバー『EQE SUV 53』市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
AMG本社のあるAffalterbach(アファルターバッハ)で捉えたプロトタイプは、ベースモデルよりボディをローダウン、アダプティブエアサスペンションを備えているはずだ。またフロントバンパーの下部にはカナードを装着するアグレッシブなバンパーが見てとれる。ボディサイズに関する最新の噂によると、EQE SUVの全長は4,850mm(190.9インチ)で、4,934mm(196.6インチ)のEQEセダンより短くなっているという。
足回りには、より大きなマルチスポークホイールセットを装着、その後ろには協力なストッピングパワーのためのカーボンセラミックブレーキセットが確認できる。
メルセデスAMGは、まだEQE 53セダンを発表していないが、EQE SUV 53ではそのプラットフォームと基盤のほとんどを共有する。パワートレインは不明だが、兄貴分「EQS 53」では、デュアル電気モーターを搭載、最高出力は最大761hpを発揮するとみられており、EQE SUV 53では671ps程度に抑えられると予想される。また標準のEQE 350では290psを発揮する。
EQE SUVのワールドプレミアは2022年内と予想されており、その後AMG EQE SUV53が登場するだろう。