先日、マツダが開発を進める新型クロスオーバーSUV、『CX-60』市販型プロトタイプを捉えたが、その最終デザインを予想プレビューしよう。
協力を得たカーメディア「KOLESA.RU」によるCGでは、プロトタイプで隠されていた前後ディテールが描かれている。同社の現行ラインアップとの最大の違いは、角張ったグリルと、新設計のLEDデイタイムランニングライトだろう。また後部では、スリムなテールライトや、緩やかに傾斜するルーフライン、スポーティなルーフスポイラーが確認できる。プロトタイプにはクワッドエキゾーストパイプを装っていたが、市販型では右に2本の排気口が配置されると思われる。
マツダは昨年、2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の計画を発表した。すでに北米でデビューした『CX-50』をはじめ、ラージ商品群では、2列シートの『CX-60』、『CX-70』、3列シートの『CX-80』、『CX-90』などが導入予定となっている。このうち、北米市場には「50」、「70」、「90」を投入、欧州市場には「60」と「80」、そして日本市場にも「60」と「80」を展開予定となっている。
現在マツダには、2ドアオープン『ロードスター』と、ピックアップトラック『BT-50』の2台のRWD(後輪駆動)モデルが存在するが、CX-60はブランド第3の後輪駆動モデルになる。また縦置きエンジンレイアウトの「ラージ商品群」最初のモデルであるとともに、同ブランド初のPHEVとしても注目されている。
パワートレインは、2.5リットル直列4気筒「SKYACTIV-G」、48Vマイルドハイブリッドを備える3.3リットル直列6気筒ディーゼル「SKYACTIV-D」と3.0リットル直列6気筒「SKYACTIV-X」がラインアップされるほか、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドを設定、最高出力は300ps以上を発揮する。
現行ラインアップではCX-5の上位に位置するCX-60のワールドプレミアは、3月8日に決定している。