アウディは現在、フルエレクトリック・クロスオーバーSUV『e-tron』を開発中だが、その最新のプロトタイプを公式リークするとともに、スウェーデン北部にある秘密施設概要を発表した。
スウェーデン北部にある自社ウィンターテスト施設は「KALT 1」と呼ばれ、9,000エーカーのフェンスで囲まれたエリアには、51マイルの私道と凍った湖が存在するという。
公式リースされたモデルは、e-tronの高性能モデル『e-tron Sスポーツバック』だ。Sにはフロント1基とリア2基の合計3基の電気モーターを搭載し、フロントモーターでは最高出力169hp、リアモーター2基からは266hpを発揮する。ブースト機能では前者が最大204hp、後者が最大359hpを発揮、システム合計では最大503hpを叩き出し、新しいバッテリー、より効率的な電気モーター、及び航続を延長する新しい電子制御ソフトウェアを搭載すると噂されており、その航続は600kmに達するという。
エクステリアはヘッドライトのグラフィックをはじめグリル、インテークを備えるバンパー、後部ではテールライトなどがアップデートされるが、最大の注目は「Q8 e-tron」に改名、他のラインアップと対称性が高められる可能性があることだろう。