MNIは3月23日、『ハッチバック』次期型に設定されるフルエレクトリックモデル、『クーパーSE』次期型プロトタイプを公式リークしたが、より詳細がわかる全26カットのスクープ写真を入手した。
スウェーデンで取られたプロトタイプは、公式写真のプロトタイプ同様に「Electric Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーを貼り、同じカモフラージュを身にまとっているが、ナンバーが異なるため別のテスト車両であることがわかる。
プロトタイプのフロントエンドには、おなじみ丸いヘッドライトを装備、ライト周辺がグレーの円で囲まれており、現行型より大型化される可能性もありそうだ。
後部では、四角い楕円形のテールライトが、横向きのピラミッドのようなアウトラインに置き換えられているほか、テールゲートのシャープな開口部はテールライトを二分割している。
チラリと見えた車内には、デジタルインストルメントクラスターを搭載、丸いダッシュマウントスクリーンが覆われている。MINIは昨年、次世代型のインテリアはレザーではなくより繊細な素材と最新のテクノロジーを採用、より高級感を増すと発表しており、期待が高まる。
そのほか詳細は明かされていないが、ICEモデルより若干コンパクトに見え、大容量のバッテリーパックを収納する余地はあまりなさそうだ。しかし、テクノロジーの改善により、新型では現行型より大幅に航続が伸びると予想される。
現行型SEのEVスペックは、フロントに電気モーターを搭載、最高出力は187psを発揮、0-60km/h加速3.9秒、0-100km/h加速7.3秒のパフォーマンスを持つが、次期型ではこれらの数値が向上、最高出力は初の200ps超えも予想される。またMINIブランドでは、高性能JCW(ジョンクーパーワークス)初のEVを開発していることを発表しており、このクーパーSEに設定、さらなるパフォーマンスEVが期待できそうだ。
MINIハッチバックEV新型のワールドプレミアは、2023年ないと思われ、2030年までにはフルエレクトリックブランドは移行する計画を持っている。