オーストリア・ウィーンを拠点とするスタートアップ企業、「DEUS」(デウス)は、ニューヨークモーターショー2022にて、新型のハイパーカー『ヴァイアン』を発表することをアナウンスした。
「Vayanne」(ヴァイアン)は、ウィーンの街にちなんで名付けられたフルエレクトリックハイパーカーだ。イタルデザインとWAE(ウィリアムズ・アドバンス・エンジニアリング)の共同開発によって誕生、「限定的」で「高性能」なモデルになるという。
両社は2021年4月、顧客向けのフルエレクトリックプラットフォームを開発するために協力していると発表、これは「EVX」と呼ばれ、パッケージに応じて104kWh、120kWh、160kWhの電力を供給できる複合構造バッテリーパックを備えるという。電気モーターは2~4基まで搭載可能で、そのバッテリーパックは、最大1,360psのEVドライブトレインを供給するととともに、航続は1,000kmという衝撃のスペックをあわせ持つ。
ウィリアムズ・アドバンス・エンジニアリングでは、すでにフォーミュラEや、他の電気レーシングシリーズにバッテリーを供給しているため、そのパワートレインの背後にある技術的ノウハウが注入されることになる。
デウス衝撃のデビューは4月13日。市場では「比類なきハイパーカーになる」ことを目指すという。