Spyder7では、これまでVW『パサート』次期型の初期プロトタイプを捉えているが、その予想CGをどこよりも早く入手した。
世界の車市場において、ミッドサイズのセダンは販売落ち込みがみられている。一部のメーカーは市場での販売を制限、あるいはセグメントを廃止する傾向が見られる中、VWも例外なく、このセグメントを継続することを決定しものの、社内コード「B9」と呼ばれる次世代型は、セダンがラインアップから外れ、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されている。
協力をしてくれたのはお馴染みのカーメディア「KOLESA.RU」だ。フロントエンドには、大きなメッシュエアインテーク、縦基調のコーナーエアインテークを装備。ヘッドライトは「ゴルフ」のようなスリムな形状に刷新されており、中国市場向け「ラマンドL」にも似ている様子がうかがえる。
側面では、ホイールベースがストレッチされ、スパイショットでは見られない、より滑らかなルーフラインと、長いサイドウィンドウが確認、全体的イメージはゴルフのストレッチバージョンのようだ。そのほか、後部では、テールライトを結ぶ全幅のLEDストリップ、ラキッシュなテールゲート、広い開口部を備えている。
現段階で次世代パサートのパワートレインに関する情報はほとんどないが、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、そしてヨーロッパ市場向けディーゼルなどが予想される。
パサート次期型は開発初期段階とみられ、2024年モデルとして2023年内のワールドプレミアが予想されており、基盤を共有する第4世代のシュコダ「スペルブ」と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっている。またSUVテイストを盛り込んだ「オールトラック」バージョンの登場も期待できるだろう。